糖尿病の主な検査

血液に含まれるブドウ糖

血糖値とは、血液中に含まれるブドウ糖の濃度のことで1dl(=100cc)の血液に何mgのブドウ糖が含まれているか、という数値で表します。
血糖値は食事によって大きく変動するので、検査のタイミングによっていくつかの種類があります。


1.空腹時血糖値

正常値:70~109mg/dl
糖尿病型:126㎎/dl以上
朝食前の空腹時で血糖値が最も低い時間帯の血糖値を測定します。
しかし、糖尿病予備軍や軽い糖尿病の場合、空腹時血糖値が正常範囲内のこともあります。より正確に診断するため、ブドウ糖負荷試験を行います。

2.ブドウ糖負荷試験2時間値(75gOGTT2時間値)

正常値:140㎎/dl未満
糖尿病型:200㎎/dl以上
朝食抜きの状態で75gのブドウ糖を入った液体を飲み、その30分後、1時間後、2時間後の血糖値を測定します。

3.随時血糖値

正常値:140㎎/dl未満
糖尿病型:200mg/dl以上
食事の時間に関係なく測定します。

4、HbA1c(ヘモグロビンA1c)

正常値:4.3%~5.8%
糖尿病型:6.5%以上
HbA1c(グリコヘモグロビン)とは、血液中のヘモグロビンとブドウ糖が結合したもので糖化ヘモグロビンともいい、血糖値が高いほどHbA1cが形成されやすくなります。
そしてHbA1cは、1度結合すると120日間結合が解けないことから、過去1~2か月の血糖値の平均を反映すると考えられています。
そのため、「1~3の血糖値の検査では、たまたま血糖値が低かった」というような初期の糖尿病を発見しやすいのです。

★上記の1~4のいずれかの検査で血糖値に異常がある場合、「糖尿病型」と診断されます。
そして同じ日のうちに1~3のいずれかの検査で血糖値に異常があり、かつ4の検査でも異常があると「糖尿病」と診断されます。
また、1~3の検査で異常があり、後日再検査をして再び血糖値に異常があり「糖尿病型」という結果が出た場合も「糖尿病」と診断されます。

★1の空腹時血糖値で110㎎/dl未満でかつ2のブドウ糖負荷試験2時間値で140mg/dl未満の場合は「正常型」と診断されます。

★「糖尿病型」でも「正常型」でもない場合は、「境界型」と言われます。


境界型とは?

境界型とは
血糖値が正常範囲より高いけれど糖尿病とは診断されていない糖尿病の一歩前の状態・・・いわゆる「糖尿病予備軍」のことです。
今の所はまだ糖尿病とは診断されていませんが、このままだと数年以内に糖尿病を発症しやすいことが分かっています。
糖尿病の発症を防ぐためには、食生活の改善や運動不足を解消するなどして血糖値を上げない努力が大切です。

   空腹時血糖値 ブドウ糖負荷試験2時間値 
正常型  70~109mg/dl  140㎎/dl未満
境界型   110~125㎎/dl  140~199㎎/dl
糖尿病型  126mg/dl以上  200㎎/dl以上


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